どうして、アメンボは沈まないの?

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アメンボは、水の力で沈まないように支えられているんです



こんにちは、みんなの科学研究所の蛯原ようすけと申します。

おとなとこどものやさしい理科と科学のブログです。

 

きれいな公園の池や、流れの緩いキレイな川でよく見かけますね。

 

アメンボは、水の上をスイスイと沈まないで移動していきます。

アメンボの体が軽いから沈まないのでしょうか。

 

確かにそうですね。あまり体重が重いと沈んでしまいますね。

体重がかるい昆虫はほかにもたくさんいます。

 

しかしほとんどの昆虫は、まちがって池に落ちると、おぼれてしまいます。

 

アメンボは、沈んまないでスイスイ動けるのは、

体重がかるいのと他にも何か秘密がありそうです。

 

ちょっと考えてみます。

 

アメンボが水面にいるときの足のところをよくみてみると、水面がすこしくぼんでいます。

 

水には不思議な性質があって、小さくまとまろうとする性質があります。

 

アメンボの足のところでは、水面がくぼんですこし、

空気に触れている表面がおおきくなっています。

 

そうすると、水は空気にふれている表面を一番小さくしようとして、

くぼんだ水面をもとの戻そうとします。

 

ちょっと詳しくみてみると。

水を小さく見ていくとミクロの水分子(ぶんし)という粒がたくさんあって、

水の中でウヨウヨと混雑しています。

 

水分子(ぶんし)は、よーく観察すると、

ちょっとプラスの電気があるところと、

マイナスの電気があるところとができています。

 

宇宙を作った”神様”はプラスの電気とプラスの電気は反発しあう、

マイナスの電気とマイナスの電気も反発しあう。

プラスの電気とマイナスの電気は引くつけあう

とつくってしまったのです。

 

それで、水の中にウヨウヨいる水分子(ぶんし)は、

電気の力で、反発しながら、ひきつけあいながら、

ちょうどいい位置にいようとします。

 

アメンボが水面にいて、水面がすこしくぼんでしまうと、

いままでいいバランスで、水分子(ぶんし)が並んでいたのに、

バランスがくずれてしまうんですね。

 

それで、水分子(ぶんし)は、またちょうどいい位置に戻ろうとするんですね。

不思議ですね。まるで、だれかに教えてもらったかのようです。

 

 

水面では、くぼんたところをもとに戻そうとするので、

上向きの力がアメンボの足に働いています。

 

この上向きの力お陰でアメンボは水面をしずまないで泳ぐことができるようになります。

 

もしアメンボの体重がおもくて、

水が空気に触れる面積を小さくしようとしてもとの戻ろうとする力よりも、

重力(じゅうりょく)のほうがおおきいと沈んでしまいます。

 

重力(じゅうりょく)は、地球がアメンボを引っ張る力です。

体重がおもたいほど、地球がアメンボを引っ張る力が大きくなります。

アメンボの体重はちょうどよいくらいにできているんですね。

 

もうひとつ、アメンボの足をよく観察すると、油が出ていて、水をはじいいて

ぬれないようになっています。

 

この油のおかげで、アメンボの足が水と直接ふれないようになっています。

もし、アメンボの足を洗剤であらって油をとってしまうと、

アメンボは溺れてしまいます。

 

アメンボの足の油がないと、アメンボの足が直接水面の水と触れてしまいます。

そうすると、水面はくぼまないで、アメンボの足が水のなかへ沈んでしまいます。

 

おぼれないように足を動かして泳ごうとしても、

今度は、水が足にくっついてきて、水面が盛り上がるようになります。

 

水は、空気と触れている面積を小さくしようとするので、

盛り上がった水面をもとに戻すようになります。

 

上に盛り上がった水面をもとに戻すために、

下へ引っ張る力がアメンボの足に働きます。

 

この水面の水が、アメンボの足を下へ引っ張る力のせいで、

アメンボは身動きできなくなって、泳ぐこともできなくなっておぼれてしまいます。

 

アメンボが洗剤でよごれた池や川にいないのはこのせいだったんですね。


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【みんなの科学研究所】 理念:好奇心から生まれるしあわせ

蛯原ようすけ 

 

 

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