どうして、酸素(さんそ)はなくならないの?

おとな科学、こども科学、オンライン、セミナ、家庭教師、理科の質問、科学講座、科学教室、理科講座、理科教室

地球の歴史では、酸素(さんそ)が少ないこともあったんです



こんにちは、みんなの科学研究所の蛯原ようすけと申します。

おとなとこどものやさしい理科と科学のブログです。

 

私たちは、いつも呼吸していますね。

空気の中にある酸素(さんそ)を体に取り込んで、エネルギーに変えています。

 

酸素(さんそ)を作り出しているのは、植物ですね。

植物が光合成(こうごうせい)をして、酸素(さんそ)を作りだしています。

 

酸素(さんそ)はなくならないのでしょうか。

酸素(さんそ)がなくなると、私たちは困ってしまいます。ちょっと詳しくしりたくなりますね。

 

ちょっと考えてみます。

 

 

 

地球は46億(おく)年前に、できたと言われています。

地球の地層(ちそう)や化石を調べることで、地球の歴史がある程度分かっています。

 

できたての地球は、とても熱くて私たちのような生命はありませんでした。

そのころの地球には、

酸素(さんそ)はなく、二酸化炭素(にさんかたんそ)やメタンなどが

たくさんあったと考えられています。

 

酸素(さんそ)がない空、今のように青い空ではなく、赤い空だったと考えられています。

 

27億(おく)年前に、シアノバクテリアと名前がつけられた、

生きものが大発生しました。

 

シアノバクテリアは海の中に住んでいて、

体は細胞(さいぼう)ひとつだけですが、体の中で、光合成(こうごうせい)を始めて

酸素(さんそ)を作りだして、放出(ほうしゅつ)するようになりました。

 

シアノバクテリアは27億(おく)年よりももっと昔からいたようですが、

27億(おく)年前くらい前から大発生して、光合成(こうごうせい)をして、

酸素(さんそ)が増えだしたですんね。

 

でも、その当時の生きものにとっては、酸素(さんそ)は猛毒(もうどく)で、

たいへん迷惑な存在だったようです。

 

その当時は、酸素(さんそ)がなくても生きていける生きものが多かったんですね。

その後、酸素(さんそ)を使ってうまくエネルギーを取り出す生きものが出現して、

その生きものが進化して、気の遠くなるような時間をかけて、

私たちが生まれたと考えられています。

 

私たちの祖先は、酸素(さんそ)が空気の中にある環境(かんきょう)でも、

生きていけるように進化してきたんですね。

 

 

現在の地球になるまで、酸素(さんそ)の量は変化してきたとわかっています。

 

今から、22億(おく)年前。

シアノバクテリアが光合成(こうごうせい)で、

せっせと二酸化炭素(にさんかたんそ)をたべて酸素(さんそ)を作りだした結果、

 

地球の二酸化炭素(にさんかたんそ)の量が減ってしまって、

その結果、地球が冷えて、

全部まるごと凍結(とうけつ)した時代があったようなのです。

 

二酸化炭素(にさんかたんそ)は、地球から熱のエネルギーが宇宙へ逃げていくのと

じゃましていたんですね。

 

二酸化炭素(にさんかたんそ)が減ったために、

地球から熱のエネルギーが宇宙へどんどんにげていって

どんどん地球がて冷えてしまったのようなのです。

 

地球全部まるごと凍結(とうけつ)してしまうと、

シアノバクテリアも生きていけなくなってしまいます。

それで、この時期はすこし酸素(さんそ)の量が減ってしまったようなのです。

 

約1000万年のあいだ、地球全部まるごと凍結(とうけつ)した

冷たい地球の時代が続いて、酸素(さんそ)が少ない時代が続きました。

 

そのあと火山活動(かざんかつどう)で、二酸化炭素(にさんかたんそ)が放出されて、

だんだん地球に二酸化炭素(にさんかたんそ)がたまり始めると、

地球が暖かくなってきて、氷がとけてきて、

シアノバクテリアが元気なって酸素(さんそ)も増えていきました。

 

このときは、二酸化炭素(にさんかたんそ)が多すぎて、

地球から熱のエネルギーが宇宙へ逃げていかないで、

地球の温度がどんどん高くなって、

気温はだいたい50℃くらいだったと言われています。

 

今度は、酸素(さんそ)の量が増えた時代もありました。

シアノバクテリアがせっせと作った酸素(さんそ)を消費する生きものの

微生物(びせいぶつ)が活躍できなかったのです。

 

微生物(びせいぶつ)は、酸素(さんそ)を使って、

枯れた植物を分解(ぶんかい)して、また土の戻すはずだったのですが、

 

この当時の植物は微生物(びせいぶつ)に分解(ぶんかい)されずに

土の中に埋もれて行ったために、酸素(さんそ)があまり使われなかったのです。

 

このときの植物は、石炭(せきたん)となっていて、今、私たちが使っています。

 

そのあとの恐竜時代(きょうりゅうじだい)は、

現在より少し酸素(さんそ)の量が少ない時代でした。

 

今は私たちが、4000メートルの山の上で生活するくらいの

酸素(さんそ)の量しかありませんでした。

 

そして、そのあと光合成(こうごうせい)をする植物が増えて、

現在の酸素(さんそ)の量になっています。

 

 

地球の歴史をみてみると、空気の中にある酸素(さんそ)の量は、変化してきていたんですね。

植物の光合成(こうごうせい)の力によって、酸素(さんそ)の量は変わってしまうんですね。

植物は大切にしないといけませんね。


おとな科学、こども科学、オンライン、セミナ、家庭教師、理科の質問、科学講座、科学教室、理科講座、理科教室

【みんなの科学研究所】 理念:好奇心から生まれるしあわせ

蛯原ようすけ 

 

 

★9月のオンラインこども科学のお話会募集してます

「マグマのように熱かった地球の誕生から、

私たちの祖先の生きものが誕生するまでの歴史をさかのぼります」

 

★好奇心を伸ばすサービスあります

(下記をクリックすれば、あなたにピッタリのサービスがあるかどうか分かります)

ホームページ http://www.minna-no-kagaku.com/

メールアドレス minna.no.kagaku@gmail.com

ツイッター https://twitter.com/minna_no_kagaku


メールマガジンをお送りします。

ブログ内容を分かりやすく再編集した、さやしい理科と科学のお話です。

身の回りの、どうして?が、そうだったんだ!と感動するお話です。

こどのも好奇心を伸ばす読み物として喜ばれています。

週に2,3回、1~2分で読めるメルマガをお送りします。

下記フォームを記入して、登録ボタンを押してください

メモ: * は入力必須項目です