どうして、くもは落ちてこないの?

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やっぱり、雲も落ちてきているんです



こんにちは、みんなの科学研究所の蛯原ようすけと申します。

おとなとこどものやさしい理科と科学のブログです。

 

空をみると、白い雲がゆったりと流れるように動いていきますね。

 

雲は、そらに浮いている。たしかにそうですね。

落ちてきた雲はみたことがありません。

 

雲は、どうしておちてこないんでしょうか。

ちょっと不思議に思えてきますね。

どうなっているのか、知りたくなってしまいますね。

 

ちょっと考えてみます。

 

 

雲の中は、ちいさいちいさい水滴の集まりでできています。

水滴の直径は0.01ミリメートルくらいと言われています。

 

小さいとはいえ、水滴だから、雨が降るように落ちてきても

おかしくはなさそうです。

 

実は、実際に、落ちてきています。

ところが、あまりに軽いので、落ちるスピードが遅いのです。

1秒間に1センチくらい落ちています。

 

そのままでは、雲は、時間はかかるけれど、

最後には地面までおちてしまいます。

 

落ちていくとちゅうで、ちいさい水滴は、まわりの空気から

熱のエネルギーをもらって、

水蒸気になって空気のなかに入っていってしまいます。

 

 

ところが、雲ができているところでは、

地面からどんどん、水蒸気をたくさんふくんだ空気が上へ上へと

上昇してきています。

 

こっちの上昇する空気の流れのほうが強くて、

落ちかけた雲の中の水滴が、また上へと上昇していくようになります。

 

こうやって、雲は落ちないで、空に浮いているようにみえるんですね。

 

 

雲が途中で切れてなくなっているような時は、

その部分では、上昇する空気の流れがなくなったところなんですね。

 

まわりの空気の温度より暖かい部分の空気ができると、

暖かい空気が上昇するようになって、空気が上昇してくる流れができます。

 

空の上へ行くと、空気の量がすくなくなっているので、

下から上昇してきた空気は、四方八方に広がっていくことができます。

 

このとき、空気が四方八方に広がって飛んでいくために

自分のもっていた熱のエネルギーを使ってしまいます。

 

そうすると、自分のもっていた熱のエネルギーが少なくなって、

温度がさがります。

 

普通は私たちがお湯を沸かす時、

水を温めて熱のエネルギーをあたえます。

そうすると、水は、気体になって四方八方に広がって飛んでいきます。

 

ところが、空の中では、水を温める熱のエネルギーがもらえないので、

自分が持っている熱のエネルギーを使ってしまうんですね。

 

それで、空の上へほうへ行くと、空気の温度が低くなります。

 

宇宙を作った”神様”は、エネルギーをあたえたほうは温度が下がって

エネルギーをもらったほうは温度が上がるというように作ってしまったんです。

 

温度が低くなると、空気の中に住んでいられる水蒸気の量が少なくなって、

定員オーバーとなった分が、小さい水滴になって、雲ができあがります。

 

小さい水滴は落ちそうになっても、

下から上昇してきた空気があると、またいっしょになって、上昇していくんですね。

 

空気のながれで雲ができたり、消えたり、おちたり、上へいったり、

空の中では、いろいろなことが起きているんですね。


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【みんなの科学研究所】 理念:好奇心から生まれるしあわせ

蛯原ようすけ 

 

 

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