どうして、イチゴは1年中食べられるの?

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イチゴの葉っぱが、真っ暗な夜をある時間以上感じると花が咲いて実ができる



こんにちは、みんなの科学研究所の蛯原ようすけと申します。

おとなとこどものやさしい理科と科学のブログです。

 

イチゴはケーキにはかかせない果物ですね。

正確には、イチゴは野菜に分類されるようですが、まあまあこのブログでは果物としときましょう。

 

イチゴは、4月~5月に実をつけるといわれていますが、一年中たべることができます。

ありがたいことです。

クリスマスにケーキにイチゴがないと、ちょっと・・・という感じになりますからね。

でも、どうやったら一年中たべることができるようになるのでしょう。

なんか不思議になってきますね。

 

ちょっと考えてみます。

 

イチゴが花を咲かせて実をつけるかどうかは、葉っぱが決めています。

 

葉っぱが夜の長さを正確に測っていて、あるきまった時間の夜の長さがきたら、

葉っぱから芽のほうへ、つぼみをつけていいよ、という信号がいって、

つぼみができて、花が咲いてイチゴの実がなります。

 

葉っぱは、かなり正確に夜の長さを測っています。

たった15分夜が短いだけて、つぼみをつけません。

かなり精密な装置が葉っぱの中にあるんですね。

 

この精密な葉っぱの特徴を利用すれば、つぼみをつける時期を調整することができます。

 

イチゴを育てて、ずっと光を当てづづけると、つぼみはいつまでたってもできません。

出荷時期がきまると、それにあわせて、光を当てない暗黒時間を数時間作ります。

 

すると、そのあと普通に育てると、イチゴは、つぼみをつけて花を咲かせて実をつけます。

このような育て方は、菊でもやっています。

菊も一年中必要な花ですからね。

 

アサガオは、光を当てない暗黒時間が一回でも連続16時間をこえると、

葉っぱが、つぼみをつける夜の長さが来たと判断して、

芽に、つぼみをつけていいよの信号を送ります。

そして、アサガオはつぼみを作ります。

 

光を当てない暗黒時間が連続16時間でないとダメなのです。

16時間の間に一回でも数分間、光があたると、つぼみを作りません。

葉っぱのなかの夜を測る時計は、正確なのですね。

 

16時間連続で暗黒時間をつくるには、

葉っぱを全部光を通さない袋で覆ってしまう方法もあります。が、

大きな段ボールが必要ですが、段ボールをかぶせるものいいです。

 

こうやって育てると、大きく育たなくてもつぼみをつけて花が咲きます。

 

外で育てる露地栽培でも、光をずっと当てて育てると、いつまでたってもつぼみはできません。

やはり一回だけ16時間連続で暗黒にすれば、そのあとつぼみをつけます。

 

だだ、露地栽培でこれができるのは、

気温が高い日が続く夏から秋にかけてくらいじゃないかと思われます。

冬にアサガオを露地栽培で咲かせることができるかというと、微妙です。

 

葉っぱが夜の時間を正確に測っているのは、このあと暑くなる、このあと寒くなるを

前もって知って、この先の気温の温度変化に準備するためです。

 

暑さに弱い植物は、春に実を作って種をつくって夏をしのうごうとします。

寒さに弱い植物は、秋に実を作って種をつくって冬を越そうとします。

 

冬にアサガオを露地栽培で咲かせるためには、相当な暖冬でないとダメな感じですね。

 

たまに季節外れで花を咲かせる植物がいます。

そのときは葉っぱがちゃんとついているか見てみると面白いと思います。

 

たいてい季節外れで花を咲かせるときは、葉っぱがありません。

たから気温だけで、花を咲かせるタイミングかどうかを決めるしかなくて、

間違えてしまうことがあるようなのです。

 

葉っぱの中では、光合成もやっいて、つぼみをつけるタイミングを芽にしらせたり

ものすごいいろんなことがおきているんですね。

すごい、精密なソウチです、おどろきです。

 


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【みんなの科学研究所】 理念:好奇心から生まれるしあわせ

蛯原ようすけ 

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