流れ星は、すい星がばらまいたチリが高温になって光る
こんにちは、みんなの科学研究所の蛯原ようすけと申します。
おとなとこどものやさしい理科と科学のブログです。
たくさんの流れ星が見れる流星群、キレイですね。
キレイで、ロマンティックな流れ星、いったいどこから来て、どこに行くのでしょう・・と
なんとなくなく気になった時もありますよね。
そんなこと考えてたら、ロマンティックな気分が台無し・・と言われそうですが、
ちょっと考えてみます。
流れ星は、宇宙をフラフラただよっていた、チリが、地球の重力(じゅうりょく)に引かれて、
地球に落ちてくる時に、地球の空気にぶつかる時に見えます。
チリは、石ころよりももっと小さい、粒のことです。
重力(じゅうりょく)は、モノとモノが引き合う不思議な力です。
宇宙にフラフラとただよっていた、小さいチリと、地球が重力(じゅうりょく)で引き合います。
しかし、圧倒的に地球のほうが重たいので、地球は動かないで、軽いチリの粒が動いて、地球に落ちてきます。
チリが地球に落ちてくるとき、なにがおきているのでしょうか。
小さい小さい粒のチリは、地球に落ちてくると、地球の空気の粒とぶつかります。
空気も、ミクロの目でみると、小さい小さい空気の粒の集まりなのです。
チリが地球に落ちてくる時に持っていたエネルギーが、空気の粒とぶつかって熱のエネルギーにかわります。
動いていたモノは、動くためのエネルギーを持っています。動きを止めようとすると、熱のエネルギーにかわります。
ちょうど自転車のブレーキと同じです。
動いていたタイヤをブレーキで止めようとすると、ブレーキの当たるタイヤの金属のところが熱くなります。
チリが地球に落ちてくる時に、空気の粒とぶつかって熱のエネルギーができて、
チリそのものや、空気の粒が高温になってきます。
温度がものすごくたかくなってくると、チリそのものや、空気の粒が光を出し始めます。
この光が、流れ星としてみえます。
温度が高くなると、どうして光を出し始めるのでしょうか。
これは、モノを作っているおおもとの原子(げんし)と電子(でんし)の性質のせいなのです。
今回は、長くなるので、詳しい説明はやめておきます。
豆電球が光るのと同じです。豆電球の中の電線のところは、ものすごく高温になっています。
さて、高温になってたチリは、ほとんど燃え尽きてしまいます。
だから、流れ星は、一瞬しか光らないんですね。
小さい小さい石ころの粒のチリが燃え尽きるというのは、石ころの粒から、ガスの気体にかわったということです。
たくさんの流星群はどうして見えるのでしょうか。
流れ星は、宇宙をフラフラただよっていた、チリが、たまたま地球に引かれて落ちてくるのでした。
たまたま地球に引かれて落ちてくるチリが、そんなにたくさん、あるとはちょっと不思議ですね。
流星群は、彗星が通り過ぎたときに残していく、チリのせいでおきます。
彗星は、どこからやってくるのかは、謎が多いのですが、
ペルセウス座、しぶんぎ座、ふたご座あたりからやってくるようです。
彗星が太陽の近くを通り抜ける時、たくさんのチリをばらまいていきます。
彗星の通り道に残された、たくさんのチリの近くを、地球が通ると、
彗星がばらまいていった、たくさんのチリが、地球の重力(じゅうりょく)に引かれて、
地球に落ちてきて、空気の粒とぶつかって、高温になって、光を出すようになります。
流星群は、彗星がばらまいていった、たくさんのチリが、地球に落ちてくる時に見えるんですね。
【みんなの科学研究所】 理念:好奇心から生まれるしあわせ
蛯原ようすけ
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