どうしてカミナリの電気は、家で使えないの?

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カミナリの電気を使うというアイデアはいんだけど・・・



「カミナリの電気を貯める技術は、まだ研究中なのです。」

 

 

こんにちは、みんなの科学研究所の蛯原ようすけと申します。

 

おとなとこどものやさしい理科と科学のブログです。

 

 

 

カミナリが落ちると、モノが壊れてしまうくらいだから、

 

すごいエネルギーがありそうだと、なんとなく思いますね。

 

日本では、一年間にたくさんカミナリがおきているのだから、

 

このカミナリのエネルギーをうまく使うことができないのかなぁと思ってしまいますね。

 

ちょっと考えてみます。

 

 

カミナリは、積乱雲(せきらんうん)の中の、水滴や氷の粒かこすれてできた、マイナスの電気と

 

地上のプラスの電気が引き合って、無理やり空気の中を電流が流れることでおきます。

 

電流が流れるということだから、カミナリは電気のエネルギーをもっていると言えそうです。

 

いったいどのくらいの電気のエネルギーなんでしょうか。

 

 

電力中央研究所の資料を調べてみると、

 

電圧:約1億ボルト

 

電流:約1000~約20万アンペア

 

と書いてあります。

 

なんだか、良くわかりませんね。

 

 

だいたい、私たちが家庭で1日に使う電気のエネルギーの50日分くらいになるようです。

 

50日分の電気のエネルギーが、ピカッと光った瞬間に地上の向かって放たれるのです。

 

仮に、1年で1万回カミナリがおきるとして、

 

その電気のエネルギーを使うことができたら、

 

50日分×10000=500000日分=50万日分の

 

電気のエネルギーを節約できそうです。

 

 

カミナリの電気のエネルギーをうまく使えないかというとき、

 

なにが難しいんでしょうか。

 

 

難しい問題は大きく分けて2つあります。

 

一つ目は、カミナリがいつどこで起きるのかわからないということです。

 

カミナリがおきる積乱雲(せきらんうん)の下に、避雷針(ひらいしん)を立てると、

 

カミナリの電気のエネルギーは、電流となって避雷針(ひらいしん)を通ってくるので、

 

カミナリの電気のエネルギーを集めることはできそうです。

 

 

避雷針(ひらいしん)は、高いビルの屋上などに立っている金属の棒です。

 

高いビルの屋上を良く見てみると、必ず金属の棒が立っています。

 

避雷針(ひらいしん)の先端は、針の先のようになっていて、

 

小さいカミナリが少しずつ、ここに落ちるようになっています。

 

 

避雷針(ひらいしん)は、小さいカミナリが少しずつ落ちるようにして、

 

大きな雷がドカンと落ちるのを防いでいるモノなんですね。

 

 

避雷針(ひらいしん)をカミナリがおきる積乱雲(せきらんうん)の下に持っていけば、

 

電流となって避雷針(ひらいしん)を流れるカミナリの電気のエネルギーを

 

集めることはできそうですが、カミナリがいつどこでおきるか分からないので、

 

避雷針(ひらいしん)をどこに置いたらいいかが決められないのです。

 

日本中、避雷針(ひらいしん)だらけになってしまうのも困りものですからね。

 

 

2つ目の問題が、避雷針(ひらいしん)を通った電流を電気のエネルギーにして、

 

大量の貯めておくことが難しいのです。

 

電気のエネルギーを貯めるモノは、電池またバッテリーといいます。

 

スマートホンもバッテリーで動いていますね。

 

でも、たくさん使うと1日で、バッテリーのエネルギーがなくなって充電しなきゃいけなくなりますね。

 

もっと、たくさんの使えるバッテリーってできないの?と思ってしまいますね。

 

 

小さくて、たくさんの電気のエネルギーをためられて、コストが安いバッテリーは

 

現在研究中が進められています。かなり進歩してきています。

 

携帯電話が最初に登場したときは、大きなショルダーバックくらいのバッテリーを必要としていました。

 

それが、今は、手のひらにのるくらいになったんですから、すごいですね。

 

 

 

カミナリの電気のエネルギーを貯めて使うことができたら、発電所で作る電気を節約できそうですね。

 

まだまだ、難しい課題が残っていますが、困難に立ち向かうあきらめない研究者は、たくさんいます。

 

今後、何かの大発見があるかもしれません。


【みんなの科学研究所】 理念:好奇心から生まれるしあわせ

蛯原ようすけ 

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コメント: 1
  • #1

    松山 (土曜日, 01 5月 2021 20:20)

    内容はとても興味深いのですが「てにをは」など誤字がとても多く、子供に読ませられません。