どうして、音があとから聞こえるの?

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音と光では、光のほうが圧倒的にスピードが速いんです



こんにちは、みんなの科学研究所の蛯原ようすけと申します。

おとなとこどものやさしい理科と科学のブログです。

 

花火を見ていると、パアーっと光が広がってキレイですね。

キレイな光がパアーっと広がってしばらくしてから

ドーンという音が聞こえてきますね。

 

カミナリも、ピカッと光ってから、しばらくして

ゴロゴロ~っと大きな音が聞こえてきます。

 

どうして、こんなことになるんでしょうか

ちょっと詳しく知りたくなりますね。

 

 

音が空気のなかを進むスピードは、だいたい1秒間に340メートルです。

気温が高いとちょっとスピードが早くなります。

だいたいこのくらいのスピードです。

 

ところが、

光が1秒間に進むスピードはだいたい30万キロメートルです。

 

空気のなかを進むときや水のなかを進むときは

ちょっと遅くなります。だいたいこのくらいのスピードです。

 

だんぜん光のスピードが速いですね。

だから、花火やカミナリの音が遅れて聞こえるんですね。

 

ところで、

光は宇宙のどこまでも伝わっていきます。

 

音も宇宙のどこまでも伝わるかというと、ちょっと違ってきます。

水のなかでは、音が聞こえます。

 

電車が遠くにいても鉄のレールからカタンコトンと音が聞こえます。

音は、水のような液体や鉄のレールのような固体でも伝わるんですね。

 

ところが、

宇宙にいくと、音は伝わっていくことができないのです。

音は、空気や水や鉄のなかのように、

何かモノがあるところを伝わっていくことができるんですね。

 

宇宙のようになんにもないところでは、

音は伝わらないんですね。

 

もうすこし詳しくみてみると、

音は、何かの振動が空気や水や鉄の中を伝わっていきます。

振動を伝えるのは、モノを作っているおおもとの原子(げんし)なのです。

 

原子(げんし)が順番に振動を受け取って、次の原子(げんし)へと渡していきます。

ちょうど、スタジアムでファンが作る、ウエーブみたいですね。

 

ところが、光は電磁波(でんじは)なのです。

 

電磁波(でんじは)の仲間には、

テレビやラジオ携帯電話で使っている電波(でんぱ)や、

病院でレントゲン写真を撮るときのエックス線などがあります。

 

電波(でんぱ)は、なんにもないところでも伝わっていけるんですね。

とても不思議な性質ですね。

 

私たちの住んでいる宇宙が

このようにできているとしかいいようがない、不思議な性質なんです。

 

さてさて、

花火を見ていてあんまり音と光がずれてしまうと、

なんだか、リアルタイムな感じがしなくて

ちょっと感動が減ってしまいますね。

 

音を消して、こわ~いホラー映画をみても

全く恐く感じませんね。

私たちにとって、音は大事な感覚なんですね。

 

 


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【みんなの科学研究所】 理念:好奇心から生まれるしあわせ

蛯原ようすけ 

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