どうして、水道水は飲めるの?

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ゴミを取り除いて、目に見えない小さいバイキンも消毒しているんです



こんにちは、みんなの科学研究所の蛯原ようすけと申します。
 
おとなとこどものやさしい理科と科学のブログです。

 

最近は、水道水をそのまま飲むことは少なくなったかもしれませんね。

だいたい浄水器(じょうすいき)をつけたりしていますね。

水道水は、ちょっと薬臭くて、おいしくないかもしれないけど

飲んでも、お腹をこわすことはありませんね。

 

外国に旅行にいくと、そうはいかないところもあったりします。

水道水は飲まないように注意されることもあります。

水道水をそのまま飲んでしまうと、

おなかの具合が悪くなるかもしれないんですね。

 

水道の蛇口(じゃぐち)をひねると水がでて、それを飲めるのは、

とても恵まれていることなんですね。

ちょっと、水道の水が飲めるしくみを知りたくなりますね。

 

飲んでも大丈夫な水を水道の蛇口に届けるために、

まず最初に、ゴミを取りのぞきます。

水の中のゴミを取りのぞいただけだと、

まだ飲むことができません。


バクテリアと呼ばれる、

小さい目に見えない細菌(さいきん)がいるのです。

細菌(さいきん)にはたくさんの種類がいます。

食べものを美味しくする細菌(さいきん)もいたりします。

たわしたちの体の中にも細菌(さいきん)がいて、

体が健康になるように働いています。


ところが、

まちがって食べてしまうと、体に悪い細菌(さいきん)もいます。

この細菌(さいきん)を飲んでしまうとお腹が痛くなったり、

熱が出たりして、体の調子が悪くなってしまいます。

だから、水の中にすんでいる、

体に悪い細菌(さいきん)を殺してしまう必要があります。


細菌(さいきん)を殺すために、塩素(えんそ)、というモノを使います。

塩素(さいきん)は強力な毒で、

細菌(さいきん)の体を作っている細胞(さいぼう)にくっついて、

細胞(さいぼう)をこわして殺してしまいます。


これで、細菌(さいきん)のいない、飲める水ができるんですね。

細菌(さいきん)を殺すために使った、塩素(えんそ)、は

そのあとも水の中で残り続けて、

蛇口に水が届くまで、細菌(さいきん)を殺し続けます。


このおかげで、水道の蛇口(じゃぐち)から出た水が飲めるのですね。


濃い塩素(えんそ)を私たちが飲んでしまうと、

やっぱり私たちにも毒になって、

私たちの体の細胞(さいぼう)ここわしてしまうので、

飲んでも大丈夫なくらいに塩素(えんそ)を薄めて使っています。


そうなんですけれど、

細菌(さいきん)を殺すために使った塩素(えんそ)が残っているせいで、

水道水は薬臭くなってしまいます。

薄めているとはいえ、毒になる塩素(えんそ)が入っているので

ちょっと、健康にいいのかどうか不安にもなりますね。


塩素(えんそ)を使った水の消毒はプールでもやっています。

プールの水を飲んでしまった!ということもあるでしょう。

これくらいのことでは、体は大丈夫なようになっているんですね。


浄水器を使うと、水道水のなかの塩素(えんそ)が取り除かれて

薬臭くない水になります。


水道をひねったら、飲める水がでるのは

世界で15ヵ国くらいしかないともいわれています。

私たちは、水道水が飲める日本にすめて幸せですね。

 

 

 


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【みんなの科学研究所】 理念:好奇心から生まれるしあわせ

蛯原ようすけ 

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