どうして、スプーンをさわると冷たいの?

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スプーンに急に体の熱が移動して、冷たいと感じるんです



こんにちは、みんなの科学研究所の蛯原ようすけと申します。
 
おとなとこどものやさしい理科と科学のブログです。


部屋にある金属のモノをさわると、

だいたい”冷たい”と感じますね。

 

金属のスプーンをさわると、冷たいと感じます。

他のモノをさわったときは、それほど冷たいとは感じません。

 

タオルやプラスチックのモノをさわっても

それほど冷たいとは感じません。

 

どうやら、金属にさわったときだけ、ちょっと

冷たいと感じるようですね。

どうしてか、ちょっと不思議で知りたくなりますね。

 


部屋にずっとあったスプーンなので、

スプーンの温度は、だいたい部屋の温度と同じくらいになっています。


ほかの、本や洋服やタオルやプラスチックのモノも全部

部屋にずっとあったモノなら、

だいたい部屋の温度と同じくらいになっています。


熱は温度が高いものから低いモノへと移動する性質があります。

温度が高いモノと温度が低いモノが、

同じ部屋のなかにずっとおいてあると、

 

温度の高いものから温度の低いモノへと熱が移動して、

時間がたつとだいたい同じ温度になって、

熱の移動が止まるんですね。


だから、部屋のなかにずっとおいてあった、

スプーンもその他のモノも全部

だいたい部屋の温度と同じくらいになっているんですね。


これでは、金属のスプーンだけさわったときに

冷たいと感じることはなさそうです。


金属のスプーンとその他のモノとでは、

熱の伝わりかたがちょっと違います。

 

私たちの体はだいたい35℃~36くらいの体温です。

だいたい部屋の温度よりも体温のほうがが高いです。

 

だから部屋に置いてあったモノよりも、

私たちの体温のほうが高い状態です。

 

金属のスプーンをさわると、

温度がの高い私たちのからだから

温度の低いスプーンへと熱が移っていきます。

 

金属のスプーンじゃない他のモノをさわったときも同じで、

私たちの体から、モノのほうへと熱が移っていきます。

 

ところが、

 

金属のスプーンとそうじゃない他のモノでは、

体から熱が移動するスピードが違います。

 

金属のスプーンのほうが、体からの熱の移動が速いのです。

金属のほうが熱を伝えやすいんですね。

 

こうやって体から熱を急にが金属に移動していくと、

私たちは冷たいと感じるようになるんですね。


他のモノをさわったときは、

体から熱が移動するスピードが遅いので、

あんまり冷たいと感じないんですね。


金属をさわったときに冷たいと感じるのは、

からだから金属のほうへ熱を奪われていく

スピードが速いせいだったんですね。

 

熱の移動のスピードで冷たいと感じるとは

おもしろいですね。

 


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【みんなの科学研究所】 理念:好奇心から生まれるしあわせ

蛯原ようすけ 

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