どうして、海の水はしょっぱいの?

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気が遠くなるほどの時間をかけて、海の水に塩が溶けていったんです



こんにちは、みんなの科学研究所の蛯原ようすけと申します。

 

おとなとこどものやさしい理科と科学のブログです。

 

海に遊びにいって、海の水を飲んでしまったなんてことがありますよね。

 

飲んでしまったことがなくても、海の水が口の中に入ってしまったことは

 

たぶん、ありますよね。

 

それで、海の水はしょっぱい!と知りますね。

 

どうして、海の水はしょっぱくなっているのでしょうか。

 

塩がとけているからですよね。

 

しょっぱい水には、塩が溶けている。

 

そうです。その塩はどこからきたんでしょうか。

 

ちょっと詳しく知りたくなりますね。

 

 

ある調査によると、海の水、1リットルの中には、

 

約135gくらいの塩が溶けているそうです。

 

こんなに塩が溶けているんだから、しょっぱいはずですね。

 

 

大昔、地球が誕生して、海ができたばかりのころは、

 

海に塩は溶けていなかったと考えられています。

 

しょっぱくない海だったんですね。

 

 

地球がまだできたばかりのころは

 

今、私たちが吸っているような空気がなくて、

 

二酸化炭素(にさんかたんそ)や塩素(えんそ)

 

というモノがいっぱいだったと考えられています。

 

 

二酸化炭素(にさんかたんそ)は、私たちが呼吸で吐き出す息にも入っていて

 

植物が光合成(こうごうせい)をするときに使う気体です。

 

火山から出てくる煙にあります。

 

 

塩素(えんそ)は、たくさんあると私たちの体に良くないモノです。

 

生き物の体を作っている細胞(さいぼう)をこわして殺してしまう力があります。

 

薄くして、水道水やプールの水の消毒(しょうどく)などに

 

使われたり、お風呂のカビ取り洗剤などに使われています。

 

 

地球ができたばかりのころには、

 

空に塩素(えんそ)がたくさんあって、

 

それが雨にまじって地面に降ってきました。

 

塩素(えんそ)が溶けた水が、地面の岩にしみこんで、

 

岩のなかにあったナトリウムという名前のついた

 

金属とくっつてしまったと考えられています。

 

塩素とナトリウムがくっつくと、塩ができます。

 

 

こうやってできた塩が、川に流れ出て、

 

海に流れ込んで、海の水に塩がたまっていったため

 

海の水がしょっぱくなったと考えられています。

 

 

海の水がしょっぱいのは、

 

地球ができたばかりのころから、何億年もかけて

 

気の遠くなるような時間をかけて、

 

塩が溶け込んだんですね。

 


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【みんなの科学研究所】 理念:好奇心から生まれるしあわせ

蛯原ようすけ 

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