どうして、水のなかに垂らした色水が自然に広がっていくの?

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水の分子(ぶんし)が動きまわっているからなんです



こんにちは、みんなの科学研究所の蛯原ようすけと申します。

おとなとこどものやさしい理科と科学のブログです。

 

 

コップにためた水に、絵の具で色をつけた色水を一滴たらすと、

色水はコップの水全体に広がっていきますね。

 

水をまぜると、もっと速く色水はコップ全体にひろがっていきます。

 

でも、混ぜなくても自然に色水はひろがっていきます。

何か色水が広がっていくような力があるのでしょうか。

 

なんとなく不思議で、ちょっと詳しく知りたくなりますね。

 

 

そのまえに、ちょっと実験を考えてみます。

テニスボールをバケツ一杯にいれて、

ひとつ目印をつけたテニスボールをいれて、

バケツをたたいたり、ゆすったりしてみます。

 

どうなるか・・・・なんにも起きないですね。

 

目印をつけたボールは、

最初においた位置からほとんど動きませんね。

 

次は、

ビーズのような小さい粒粒でバケツを一杯にして、

ひとつ目印をつけたビーズをいれてみます。

 

どうなるか・・・

目印をつけたビーズは、どこかへ動いてしまいます。

 

バケツをたたいり、ゆすったりすると、

目印をつけたビーズは、

最初においた場所から、

適当な好き勝手な場所へと動いていって、

ほかのビーズの粒粒の中に混ざっていきます。

 

どうやら、

小さい粒粒が動いたりすると、よく混ざるようですね。

 

実は、

水の中にたらした色水でも同じようなことが起きています。

 

水は分解していくと、

水分子(ぶんし)という小さいミクロの粒粒になります。

 

あまりに小さすぎて目に見えないのですが、

水は、水分子(ぶんし)がたくさん集まってできています。

 

ここでちょっと不思議なことが起きています。

宇宙を作った”神様”は、

分子(ぶんし)ようなミクロの粒粒は、

熱のエネルギーを食べると、

元気になって動きまわるように作ってしまったのです。

 

熱を食べればどんどん、激しく動きまわるようになって、逆に

冷えていくとどんどん元気をなくして、あんまり動き回らなくなって、

マイナス237℃になると、完全に動きが止まって居眠り状態になります。

 

絵の具で色をつけた色水も、コップの中の水も、

マイナス273℃より温度が高いので、

水分子(ぶんし)は、あっちこっちへと動き回っています。

 

ビーズの粒粒でいっぱいにしたバケツををたたいたり、

ゆすったりして粒粒を動かしたのと同じ状態になっているんですね。

 

コップの中の水の水分子(ぶんし)と色水の分子(ぶんし)

元気に動き回っています。

 

こうやって、小さいビーズの粒がバケツの中で広がったように

色水はコップのなか全体にジワジワっとひろがっていきます。

 

コップの中がお湯だった場合には、

水分子(ぶんし)は、

熱のエネルギーをたくさん食べていて

勢いよく動きまわるので、

もっと勢いよくは混ざっていきます。

 

お湯の場合の方がはやく、

色水がひろがっていくのはこのためだったんですね。

 

水の中は、

意外にも分子(ぶんし)が動きあっていて

さわがしいところなんですね。おもしろいですね。

 


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【みんなの科学研究所】 理念:好奇心から生まれるしあわせ

蛯原ようすけ 

 

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