どうして、あぶりだしで字が見えるの?

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かくれていたいた炭素(たんそ)が、見えるようになるのです



こんにちは、みんなの科学研究所の蛯原ようすけと申します。

おとなとこどものやさしい理科と科学のブログです。

 

レモンの汁などで、紙に文字を書いてもみえないけれど、

火に近づけると書いた文字が浮かびでてくることありますね。

 

あぶりだしと呼ばれる、不思議でおもしろい現象ですね。

だけど、

どうして、火に近づけると文字が浮かび上がってくるか不思議ですね。

ちょっと、もう少し知りたくなりますね。

 

 

あぶりだしの前に、鉛筆で字を書く場合を考えてみます。

 

鉛筆で紙に文字を書くとき、黒い文字が書けます。

紙は植物の繊維(せんい)が絡み合ってできていて、

拡大してみるとデコボコしています。

 

このデコボコに鉛筆の芯が削り取られて、

繊維(せんい)のあいだにはいりこんでしまうんですね。

 

鉛筆のしんを分解していくと、主に炭素(たんそ)という原子(げんし)でできています。

炭素(たんそ)は黒い色をしているんですね。

 

鉛筆で紙に文字を書くとき、炭素(たんそ)が紙は植物の繊維(せんい)のデコボコに

入り込んでしまうから黒い文字が書けるんですね。

 

さて、

あぶりだしでレモンの汁で文字を書いたとき、透明(とうめい)で見えません。

 

レモンの汁は、分解していくと、

たくさんの原子(げんし)がくっつきあった複雑(ふくざつ)な粒でできています。

 

たくさんの原子(げんし)を寄せ集める中心になっているのは、

炭素(たんそ)の原子(げんし)なのです。

 

鉛筆のしんのなかにいた炭素原子(たんそげんし)と同じヤツです。

 

炭素原子(たんそげんし)は鉛筆のしんのなかでは、

炭素(たんそ)どうしの仲間でつながっていて、黒い色をしていました。

 

ところが、

レモンの汁のなかでは、他の原子(げんし)といっしょになっていて、

黒い色が見えなくなっています。

かくれんぼしているかのようですね。

 

火に近づけると、熱のエネルギーをもらって、

レモンの汁の中の原子(げんし)の粒が元気になってきます。

 

炭素原子(たんそげんんし)とくっついていた、

ほかの原子(げんし)たちが元気になって、

炭素原子(たんそげんんし)からはなれて紙からも飛んでいってしまいます。

 

そうすると、炭素原子(たんそげんんし)が紙に残されて、

炭素原子(たんそげんんし)の黒い色が見えるようになります。

 

あぶりだしで見えるようになった文字は、

レモンの汁の中にもともと入っていた

炭素原子(たんそげんんし)の色がみえるようになったんですね。

 

原子(げんし)どうしがくっついたり、離れていったりして、

色が消えたり、色が見えるようになったり、おもしろいですね


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【みんなの科学研究所】 理念:好奇心から生まれるしあわせ

蛯原ようすけ 

 

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