どうして、地球の気温は高くなっているの?

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地球が野菜を育てる、温室のようになっているんです



こんにちは、みんなの科学研究所の蛯原ようすけと申します。

おとなとこどものやさしい理科と科学のブログです。

 

 

最近の地球の温室効果で気温が高くなってきていると言われています。

温室といえば、野菜を育ているビニールハウスを思い浮かべますね。

 

ビニールハウスと同じようなことが起きているのでしょうか。

野菜の温室と地球が同じといわれてもちょっとピンときませんね。

 

ちょっと詳しくみてみましょう。

 

温室効果を考えるために、ちょっと簡単な実験を考えてみます。

 

晴れた日に、ビンの中に黒い紙をいれて、

その上に温度計をおいて、フタを閉めます。

 

もう一方は、黒い紙を外に直接おいて、

その上に温度計をおいておきます。

 

しばらくすると、どうなるかというと・・・

だいたい予想がつきますね。

 

ビンの中にいれた温度計のほうが、温度が高い値を示します。

どうして、そうなったのかちょっと考えてみます。

 

黒い紙は、太陽の光を吸収して、温度が高くなります。

 

それと同時に、温度が高くなった黒い紙からも、

赤外線(せきがいせん)という目に見えない光にのって熱のエネルギーが出ています。

 

この熱のエネルギーが、ビンの壁にぶつかって、はね返ってきたせいで、

ビンの中の温度が高くなってしまったのです。

 

外においた黒い紙からも、熱のエネルギーがでています。

この場合、熱のエネルギーは宇宙へと逃げていってしまったので、

温度が高くならなかったのですね。

 

地球全体でも同じようなことが起きていると考えることができます。

 

太陽の光で暖められた地面から、熱のエネルギーがでています。

 

この熱のエネルギーがそのまま宇宙で逃げていかないで、

地球に反射して帰ってくる熱のエネルギーがあるため、

地球の気温が高くなってきているんですね。

 

簡単な実験では、

熱のエネルギーを反射しているものはビンの壁でしたが、

地球の場合には、二酸化炭素(にさんかたんそ)が原因じゃないかと考えられています。

 

熱のエネルギーを反射して返してくる原因のモノとして、

二酸化炭素(にさんかたんそ)、水蒸気(すいじょうき)、メタンなどいろいろありますが、

たくさん原油を燃やして、二酸化炭素(にさんかたんそ)が増えたことが、

原因じゃないかと考えられています。

 

二酸化炭素(にさんかたんそ)がなくなればいいかというと、

簡単にそういう訳にもいかないようです。

 

もし、二酸化炭素(にさんかたんそ)がなくなれば、

地球の気温は、マイナス18℃くらいにになると言われています。

植物の光合成もできないため酸素(さんそ)も足りなくなってしまいます。

 

二酸化炭素(にさんかたんそ)は多すぎても、少なすぎてもいけないんですね。

ちょうどいいバランスが必要なんですね。


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【みんなの科学研究所】 理念:好奇心から生まれるしあわせ

蛯原ようすけ 

 

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