どうして、食べ物が腐るの ?

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微生物(びせいぶつ)が食べ物をどんどん分解して腐ってしまうんです



こんにちは、みんなの科学研究所の蛯原ようすけと申します。

おとなとこどものやさしい理科と科学のブログです。

 

 どうして、腐るの?

食べものは時間がたつと腐ってしまって食べられなくなってしまいますね。

 

カビが生えたりもしますね。

冷蔵庫に入れておけば安心と思って、つい忘れてしまったら、

食べることができなくなっていた!

なんてこともあったりします。

 

食べものはどうして腐るのか、ちょっとまとまめみます。

 

食べものが腐るのは、微生物(びせいぶつ)が、

食べ物の細胞を分解してしまうからなんですね。

 

微生物(びせいぶつ)は、とてもちいさくて目に見えない生きもので、

地球のどこにでもいます。

細菌(さいきん)とかバクテリアなどとの呼ばれます。

 

微生物(びせいぶつ)は、地球のどこにでもいて、

地球で生きものリサイクルをしている、大切な役割があります。

微生物(びせいぶつ)は、食べ物の細胞をえさにして、どんどん増えていきます。

 

そして、食べ物をどんどん分解して、

とうとう、最後には、二酸化炭素(にさんかたんそ)と水にして、

地球に戻しています。

 

二酸化炭素(にさんかたんそ)と水は、今度は、植物がたべて植物の体にたまっていきます。

そして、動物が植物をたべて、その動物を私たちが食べて・・・と

繰り返していきます。

微生物(びせいぶつ)がいないと、このリサイクルの循環(じゅんかん)が止まってしまうんですね。

 

ところで、微生物(びせいぶつ)は、どこにでもいます。

新品の食べものの中にもいます。1グラムの中に、1万~10万個の微生物(びせいぶつ)がいます。

これが時間がたつと、1000万個以上へと数が増えてきます。

こうなると、微生物(びせいぶつ)が食べものをどんどん分解するので、腐ってしまいます。

 

微生物(びせいぶつ)は、温度が低くなるほど、食べ物を分解するスピードが落ちていきます。

ところが、温度が低くても、完全に微生物(びせいぶつ)が食べ物を分解することを防止することはできません。

 

冷蔵庫の温度は4℃くらいですが、ゆっくりですが、微生物(びせいぶつ)は、食べ物を分解していきます。

冷蔵庫は、長期間食べものを保存することはできますが、腐るのを完全に防止することはできなんですね。

 

更に凍結して保存すると、食べ物は長持ちします。

ところが、まだ生き残る微生物(びせいぶつ)がいて、マイナス15℃以下でも死なないで、

食べものを分解していく微生物(びせいぶつ)がいます。

 

凍結保存すると、かなり長期保存できますが、

微生物(びせいぶつ)はまだいきているんですね。

 

 

冷やす以外にも、微生物(びせいぶつ)が食べもの分解するスピードを遅くする方法があります。

ひとつは、酸素(さんそ)をとって真空(しんくう)パックにしてしまう方法です。

微生物(びせいぶつ)も生きていくのに、私たちと同じように酸素(さんそ)が必要なんですね。

 

もうひとつは、乾燥させることです。

干物などが腐りにくいのは、このためなんですね。

微生物(びせいぶつ)も生きていくのに、私たちと同じように水が必要なんですね。

 

 

ちなみに、

 

微生物(びせいぶつ)は、食べものを腐らせてしまうだけでなく、おいしくすることもやってしまいます。

乳酸菌(にゅうさんきん)という微生物(びせいぶつ)が活躍する、ヨーグルト、チーズ、

こうじカビという微生物(びせいぶつ)が活躍する、しょうゆ、みそ

納豆菌んという微生物(びせいぶつ)が活躍する納豆

酵母(こうぼ)という微生物(びせいぶつ)が活躍する、日本酒、ワイン、ビール

などなど、たくさんあります。

 

微生物(びせいぶつ)が活躍しておいしくした食べものは、

発酵(はっこう)食品と呼ばれています。

 

微生物(びせいぶつ)は、私たちが住む地球では、なくてはならない、働き者だったんですね。


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【みんなの科学研究所】 理念:好奇心から生まれるしあわせ

蛯原ようすけ 

 

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