「雲のなかは、ちいさい水滴でいっぱい」
晴れた空を見上げると、白い雲がありますね。
雲に乗ってみたい、雲はなにでできているの? 思ったりしますね。
雲の中身は、ちいさい水滴でいっぱいです。
雲に乗ってみるのは、やめておいたほうがよさそうです。
雲のでき方は、ヤカンでお湯を沸かす時に出てくる、湯気と水蒸気に良く似ています。
ヤカンでお湯を沸かして、ふっとうし始めると、
よくみてみると、ヤカンの口の近くと、ちょっと離れたところで、ちょっと違っているのが分かります。
ヤカンの口の近くは、透明のモノが出ています。この透明のモノが水蒸気(すいじょうき)です。
ヤカンの口からすこし離れたところからは、白い湯気が見えます。
湯気は、温度が高い水蒸気が冷えて、小さな水滴になって、
小さな水滴が、光をいろんな方向に反射するので、白く見えています。
雲も同じようにしてできます。
空気中には水蒸気(すいじょうき)もたくさん含まれています。
太陽の光によって暖められると、空気は上昇していきます。水蒸気もつられて上昇していきます。
空気といっしょに上昇した水蒸気は、上空で温度が下がって、水滴になります。
宇宙を作った”神様”は空気中に入れる水蒸気の数に定員を決めてしまわれたのです。
温度が低くなると、定員が少なくなります。定員オーバーとなった分が、水滴になります。
水滴の直径は、0.01ミリメートルくらいです。ものすごく小さい水滴です。
さらに、小さい水滴が上昇して、温度が下がると、氷の粒になります。
小さい水滴がたくさんになってくると、くっついて大きな水滴になります。
直径が1ミリメートルくらいになると、水滴は落下して、雨になります。
雲をみていると、ふかふかして気持ちよさそうと思いますね。
小さい水滴の集まりが、”ふかふか”の感じを作っているのは、なんか面白いですね。
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