私たちは、昔の宇宙で起きたことを見ている

私たちの地球は、自ら輝いていません。太陽は、自ら輝いています。

 

太陽のように、いつも同じ場所に輝いているように見える星を、”恒星(こうせい)” といいます。

 

私たちの地球にように、自ら輝いていなくて、太陽のまわりをまわっているような星は、

 

宇宙空間をフラフラ迷っている星のように見えるので、”惑星(わくせい)”といいます。

 

天の川を見た時に見える星の光は、”恒星(こうせい)”の光です。

 

天の川は、天の川銀河(あまのがわぎんが)とも言います。

 

天の川銀河は、”恒星(こうせい)”が数千億個も集まった、”恒星(こうせい)”の大集団です。

 

直径は約10万光年(こうねん)、厚さは約1万光年(こうねん)の円盤のような形です。

 

10万光年(こうねん)とは、光の速さで旅をして、10万年かかるという意味です。

 

光の速さは、1秒間に地球を7周半もする、猛スピードです。

 

天の川銀河はめちゃくちゃ、でっかいのです。その中の一つに私たちの太陽があります。

 

めちゃくちゃ、でっかい天の川銀河を、上から見ると、なんと、うずを巻いているいるように回転しているのです。

 

この回転を公転(こうてん)といいます。

 

不思議ですね。これは、宇宙ができた時のいろんな状況が重なってそうなってしまったようなのです。

 

天の川銀河の中にある太陽も回転しています。1回転するのに、2億3千万年かかるそうです。気が遠くなりますね。

 

地球は、太陽のまわりを365日かけて1回転しますね。 これも公転(こうてん)といいます。

 

 

めちゃくちゃ、でっかい天の川銀河の端っこの星が輝いて光をだすと、

 

その光を反対側の端っこの星に住む人がみるのは、10万光年(こうねん)あとになります。

 

光は猛スピードで進みますが、天の川銀河は、でっかすぎて、光でも10万年かかってしまうのです。

 

私たちが夜空を見上げたとき見える星の光は、数万年、数千万年昔に、星から出た光がやっと私たちの目に届いたのです。

 

私たちは、夜空を見る時、数万年、数千万年昔に星でおきたできごとを見ているのです。

 

もし、遠くの遠くの星の光を見ることができたら、

 

宇宙ができたばかり頃のことが分かるかも知れないと思いますよね。

 

そうなんです、そうやって遠くの遠くの星の光を見ようとして、高性能の望遠鏡ができました。

 

現在は、138億年くらい昔の星から出た光をみることができるそうです。すごいですね。

 

星からは、電波(でんぱ)が出ています。

 

光が伝わるのと同じように、電波(でんぱ)は宇宙の空間を四方八方に散らばっていきます。

 

太陽からも電波(でんぱ)が出ています。その電波(でんぱ)は、地球まで届いています。

 

望遠鏡で、この電波(でんぱ)をとらえて138億年くらい昔の星のことが分かるようになったのです。

 

電波(でんぱ)で宇宙をみる望遠鏡を、電波望遠鏡(でんぱぼうえんきょう)といいます。

 

この望遠鏡は、ものすごくでっかいです。直径が300mくらいあるものもあります。

 

地球にいながら、大宇宙のことが分かるなんて、すごいですね。

 

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