私たちのからだも、スマホも、食べ物も・・すべて
目に見えない粒でできています。
目に見えないほど小さい粒を、原子(げんし)といいます。
昔の科学者たちも、最初は、原子(げんし)の存在に疑問をもっていました。
目に見えないモノを議論することに批判的は科学者もいました。
様々な議論をして、19世紀末には、あらゆるものは原子(げんし)からできているという考えになっていきました。
この当時は、原子(げんし)が物質の最小単位で、それ以上分割できないと信じられていました。
しかし、その後、原子(げんし)はさらに小さく分割できることが分かりました。
原子(げんし)は、原子核(げんしかく)と電子(でんし)からできていることが分かったのです。
電子(でんし)は、もうそれ以上分割できないと分かりました。
原子核(げんしかく)は、さらに分割できて、陽子(ようし)と中性子(ちゅうせいし)
からできていることが分かりました。
電子(でんし)があることはわかったのですが、どこをどのように動いているのか良くわかりませんでした。
20世紀になって、やっと電子(でんし)のことがわかってきました。
電子(でんし)は原子核(げんしかく)のまわりを猛スピードで動き回っていて、雲にような感じになっているとわかってきました。
しかし、この電子(でんし)の雲を見ることはできません。
見ようとすると、たちまち、雲が消滅してしまうという奇妙なことを起こすのです。
電子(でんし)のように、ものすごく小さい世界では、通常の私たちの感覚とはまったく違う世界となっているようなのです。
目に見えないモノを信じるというのは、普通はなかなかできないことかもしれません。
愛情、思いやりも目に見えないから信じないというのも、つまらない世の中になってしまいますね。
目に見えないモノに挑戦した科学者はすごいですね。
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